「美しく考える力(ちから)」

(1)学ぶこととは情報探索因子による思考回路を形成すること。
学生時代に9人の中学生・高校生に、全科目を教え、大阪で
30歳の時に600人の家庭教師を組織して派遣事業を
やったことがありますが、学ぶことで大切な事は、本を
たくさん読む事ではなく、深く、広く、長く、関連づけて
自分なりに考える事。自分なりの思考回路を作る事です。

(2)問題を与えられると、人間は、体の中を情報探索因子が走り
回り、1ヶ月でも、6ヶ月でも、10年でも考えて思考回路を
形成するそうです。そして、その後で同じ問題を与えられると、
1秒で答えを引張ってくるそうです。
この思考回路が深くて、広くて、長い人が、よく考える人です。
日本の夜明け、世界の夜明けに必要なことは独創の思考回路
です。変える対象は外より内側の心と意識と思考回路です。

(3)考えるとは「美しく考える」ことです。 モノ・トーンではなく、
カラフルで立体的で動態的に 「美しく考える」ことです。
美しい人は「美しく考える」から「美しく強く行動が速い」のです。

(4)教育の現場で今、抜け落ちているものは、「美しく考える」力です。
アメリカやカナダの高校での「乱射事件」や、日本での陰湿な
「いじめ」や、マスコミで取り上げる女性と女性の「口げんか」や、政治家や
公務員の汚職・ワイロ・エゴイズムや、戦争というムダな手段を正当化
して、いつまでも固執する世界各国の政治指導者達に、共通している
ことは、世の中を頭の中だけで「醜く考えている」ことです。
殺人・暴力・意地悪・ダマシという汚い世界が映画・テレビ・音楽に
あふれています。「虚」をつかんで、「実」と信じる者が多いものです。
暗い現実をもたらす原因は、まさに「暗く考える」力です。
破壊的で不幸で貧乏で、「人権を踏みにじり、人を殺して平気で人の
不幸を喜ぶ」という醜い世界をつくるのは、一人ひとりの人間の
「醜く考える力」です。過去・現在・未来において同じです。

(5)豊かで幸福で繁栄する平和な未来を創るのは、
「美しく考える力(ちから)」です。世界は本当に美しい。カラフルで愛に
みちみちて、生の喜びに満ちています。

徳尾裕久(とくお ひろひさ)。