「世界規格を超える戦略的格差」の設計

(1)水は低きに流れ、人は高きにつく。といいます。
また、どこよりも、いいものを、安く、早く、たくさん、
親切に、売り切る。というのが、ビジネスの基本です。
商品でも、機能、コスト、形、色、デザイン、ネーミング、
質、量、素材、品ぞろえ、消費者に届く速さ、欠品の無さ、
価格、説明のていねいさ、購入後のめんどうみの良さ、
等の「格差」があるから、「需要と供給」が発生します。

(2)金利差・為替差・先物商品価格差・利益差・利益率格差
だけでなく、人間の声・スタイル・顔・商品・資本・技術・
財産・健康・特許・想像力・イメージ等の「格差」があるから
世界的に、大きなお金が自由に24時間、地球的規模で動くのです。

(3)ボーダレスの時代です。イギリスはマン島に、アメリカは
カリブ海の島に、タックス・ヘブンという、税金0の地域を
つくり、そこに、世界的なプライベート・バンクがたくさん
集まり、ニューヨーク証券取引所やロンドン証券取引所
で毎日24時間、300兆円以上の自由な取引きをしてい
ます。だから、アメリカは元気です。国が大借金国でも
世界中のお金を集める力があります。世界的に24時間も自由
に、お金の動きが出来るように、自由な利益循環フロー設計力
がいいのです。金融市場の自由度の「格差」があるから強いのです。

(4)日本もこれを学ぶべきです。東京のお台場と大阪と沖縄に
タックス・ヘブンの地域をつくり、世界中の金融企業を
集めて、24時間365日の金融取引きをやれば、日本
は、21世紀の世界最大の金融大国に確実になれるでしょう。
国家と市場は、管理と自由の関係でとらえると、日本の
戦後最大の大不況の原因は、「国による管理過剰」です。
世界的に自由度が少ないのです。ゆるやかに円高・株高・金利高
土地高・資産高・成長高・雇用高にする智恵が必要です。

(5)世界規格の下に「一日決算方式の管理会計」や「ISO
9000や12000の下の独自の品質管理」や「1ドル
120円の下の社内レート1ドル100円・80円・60円
体制」や海外競争に勝てる「格差ある商品・サービス・ソフト」作りを、今こそ
戦略的に世界的な視点で、社内外に構築することこそ「真の構造改革」です。

(6)また、環境基準や国際会計や自動車の排気基準にしても
「世界規格」に合わすだけのことをすれば、その企業も国も相対的に伸びません。
むしろ、社内的にもそういう「世界規格」より20%・30%・50%・80%
も厳しい「社内基準」を設けて「戦略的格差」を作り、努力して、
次の新しい時代をリードする人材や企業や国家を日本が育成することこそが
民主党のとるべき「21世紀の戦略的政策」であるべきです。

(7)「強い意志」があれば「技術」は飛躍的に伸びます。 世界はより豊かになります。「世界市場」における「競争」は「戦略的
格差」をより小さくするように激しくなりますが、政治主導で「世界デフレ
からの脱却」をはかるべく、意図的に「格差の設計」政策をとる「時」です。
「格差」が小さいと「人・モノ・金・客・情報」もながれません。ましてや、
紙切れで「商品券」を増刷して印刷しても、人々は動かないのです。
経済活動の基本は「お上」がくれる「紙切れ」では動かないのです。

(8)もちろん政治政策にも「格差」がないと市民は投票しないのです。
横並びや他の政党のもの真似的な「税金政策」でも市民の心の奥にある
「不満」に鈍感な政党に成り下りつつある政党は人気が落ちるのです。
たまには、国会議員も胸のバッチをはずして、町の中を歩き、空気を
吸って、足元から独自の政策を作り上げるべきです。きずいたときに
「格差」が無限にでてくるのです。深い哲学から「格差」が出るのです。

(9)環境基準や世界的新製品の世界規格の2倍から10倍の基準に
合わせた新製品開発や新システムや法律や税制を目指していかないと
日本は世界競争から負けるでしょう。日本の官僚主義がはびこり結果的に
通信技術やルール作りでも20年から30年もアメリカに遅れています。
この遅れが日本の現状の340万人の日本歴史始まって以来の戦後最大
の失業者をもたらした原因の一つであります。「歴史的にも世界的にも
悪税である消費税を永久に凍結すること」を断行して、
健全な企業経営を促進し、企業の収益力を高めることこそ民主党が率先して
基本政策に掲げるべき時です。国の富の源は民間企業の収益力だからです。

(10)人間の集団を詳しく観察すると「いい子・普通の子・悪い子」のように
3:4:3で表われてきます。このことは金融業界や全業界でもあてはまります。
国の税金で対応すべき集団と、世界競争の最先端で強くたくましく生きる集団と
ルールや法律や税制の中で自由競争している集団にわかれるのです。金融だけ
でなく、あらゆる産業でもおなじです。それだけに政策設計においても、いつも
3通りの政策案と、選択肢をつくり、将来の10年・20年・30年の長さで
の射程距離を踏まえ、官主導より、民主導へ動くべく、最初から構想案を練る
べきです。成功は企画で決まります。「戦略的格差のある企画」が必要なのです。
世界的な金融機関・証券・保険を創るべく政府も民主党も、世界的な金融競争
もふまえて、戦略的に強い金融機関を大型合併・国際提携させて、強い日本を
創るべき時です。世界ランキング上位5位ぐらいの金融機関が日本に必要です。

(11)政府の構造とは「所得のトンネル構造」にすぎません。500兆円の
収入があれば、500兆円の支出をしている訳です。社会保障費27兆円
の全てを消費税でまかなおうとする意見がありますが、そうすれば消費税
は目的税化された上で、さらに増税になります。社会保障においても民間
活力を導入して、保険会社や互助会や共済というすでにある組織や構造を
活かして、年金や介護や福祉のサービスを高める方法もあります。PFI
や定期借地権という世界的な問題解決方法を積極的に導入して、「小さな
政府」による、「低コスト構造」の社会構築を、民主党は提唱すべきです。

(12)日本的管理過剰型資本主義を国際的自由主義型資本主義に変革して
いくことが民主党の役割です。今,日本から新しい21世紀の未来を切り開く
世界文化の花が咲こうとしています。科学と宗教と芸術は3人の兄弟といい
ますが、世界的な文化の融合が進み、世界意識と日本的文化の格差を意識
した動きがあります。世界音楽・世界芸術・世界宗教・世界演劇・世界経済・
世界経営・世界的女性意識・世界資本の動きは従来のものと違います。
電子取引き(EC)の進化はまさに、世界的電子意識(EC)を目覚めさせます。
世界中に普及している日本製ゲーム機のソフトの奇想天外な「おもしろさ」
にも格差を広げる領域でしょう。

(13)インターネットの時代は時間差・空間差・人間差がゼロになります。
あらゆる情報やデータや智恵がタダの無料で手に入ります。世界史の流れです。
世界的に時間差・空間差がゼロになる時代がインターネットの時代です。
また、人間差とか人間格差をゼロにするのも、これからの歴史的な挑戦課題です。
それが「天意」です。世界史の流れです。広く24時間地球的な規模で対話が
進みます。IT革命に合わせて経営データを駆使して「世界の平和と繁栄」の
ために偉大なる平和と理性ある時代がきています。危機の本質を常に見抜き、
人為的な危機とそうでない危機を区分けした細かい経営こそが日本に求められて
います。アメリカの経営の真の強さは24時間の経営・営業・企画・生産・在庫
・経理情報を全社員で共有化し、・在庫ゼロの生産・外注の系列化・一日決算
システム・美しいオフイス・能力主義・世界的スケールの思考・豊かな休暇を
実現しており「人間的な経営」だからであります。日本は謙虚に学ぶべき時です。

徳尾裕久(とくお ひろひさ)。