「マルクス主義の間違い」

(1)私は30年前から、マルクス主義の間違いを8点、まとめています。
この思想には 自然の旋律とのズレがあります。人間の作る人為的意識が、
自然の旋律 を阻害しています。このズレに気づくと、国も企業も人々も豊か
になります。古い固定的な意識を超えて、「智恵」が未来にみえてきます。

1.利益の分配尺度は労働時間の長さではありません。
(労働時間と疲労度は比例しますが価値は比例せず、労働価値説は誤りです。)

2.利益は組織運営維持費としての後払い費用です。再生産に必要です。
(利益とは資本家が労働者から収奪したものではなく、循環投資の原因です。)

3.歴史は土地の所有形態より活用形態のありかたで、進化を規定できます。
(国による大土地所有がベストではなく、市民による借地や活用が価値を産む。)

4.弁証法の論理より、因果関係は機能の連鎖的な環で説明する方が自然です。
(正・反・合の対立より、因果関係は連鎖的な環の動きで説明できます。)

5.唯心論と唯物論を対立させている。むしろ両者を統合した哲学こそ真理です。

6.資本と労働の対立より、投入と産出の関係を示す価値を、世界的に高めるため
に資本と労働の環の世界的融合こそが、歴史を進化させる大切な要因です。
( 20世紀は資本と労働の対立軸で、戦争と革命の時代でしたが、
21世紀は投入エネルギーと産出連鎖価値の対立軸で動きます。
宇宙の環のリズムと人類の経営の環のリズムとの対立軸で動きます。)

7.貴族や大地主や国による大土地所有制のうえに作られた集団農業は すべて
失敗します。コルフォーズやソフォーズや人民公社でも農地解放して自作農を
育成し、「小農経営」に変えないと、豊かな中間市民層は育ちません。

8.中央の官僚や独裁による政治・経済・軍事の集中化は官僚肥大になり、
世界競争に負けて、人・物・金の自由なる経営の循環や価値拡大を阻害し、
国力を下げます。

(2)武力と戦争という外力では、共産国と共産主義という「古い意識」は
変化しません。「聖徳太子の和心」で日本は歴史的にこころやさしく、美しく、
強い心で、哲学と話し合いで、世界の平和を創るべきです。地道に堅実に。

(3)世界各国の指導者の「古い意識」を変えていくことこそ、まさに
21世紀を前にして、世界市民が行動して行く「政治」そのものです。
「国際的普遍的意識」を形成し「古い意識」を変えることが民主党の役割です。

徳尾裕久(とくお ひろひさ)。