「政策循環設計の基本」

(1)戦後の日本の民主主義の弱さは政策設計の基本構築力の弱さである。
政策設計とは、世の中の問題解決のために、
機能と形とコストを設計することである。
政策設計とは循環構造をしている。

問題点は全て「理想」と「現実」の「格差」から生まれる。
問題点とは全て簡単な「名詞+形容詞」で表現できる。
その問題解決策とは全て簡単な「名詞+動詞」で表現できる。

問題点を左側に整理して、対照的に右側に解決策をならべる。
並べた解決策は多いほど良い。そこから選択すればいい。
その解決策から機能を絞り、形をイメージして、コストを試算する。
最少のコストとエネルギーで「ベターな解決策」を想念する。

(2)政策課題を整理する。(貧困・不平等・環境汚染・公害・不況等)
政策課題を認知して、政策目標と政策手段を決めて政策案を創る。
世の中の社会資源を調べる。世界的な規模で調べる。
政策遂行の組織・ルール・機能・コストを決める。
その資源を投入し、政策遂行組織を経て、アウトプットを予測する。
アウトプットの時に出る副アウトプットを可能な限り予測する。
(この副アウトプットが議会の大きな争点になり紛糾する元になる。)

(3)成果(個人への資源の最終分配)を予測する。検証する。
当初の政策課題と最終成果との「格差」を予測する。調べる。
その「格差」を改善すべく、組織・機能・ルール・コストを改善する。
その改善を、より早く、より安く、より良くする。時間を区切る。
それらを早く推進するためのわかりやすい指標も作り改善する。
政策は改善が循環してこそ、民主主義も育ち国民も成熟していく。

(4)官僚のみが作成した法案をただ通す現在の国会は異常である。
官僚のメンツだけを尊び、問題点の多い法案があまりに多い。
現状の問題を鋭く観察し推理し議論し修正するのが議会である。
疑念や不安や疑惑をうみ高コスト構造の大きな政府になる原因は
このような一連の政策循環設計の思想と行動が未熟だからである。

(5)民間企業では、毎日が問題解決の作業であり、パソコンを駆使して
機能・形状・コスト設計を世界的なネットワークで展開し解決している。
電子政府・電子自治体の創造にも、科学的な24時間体制の問題解決の
政策循環設計の基本ソフトを構築すべきだと思います。いかがですか。
前向きに言語構造をふまえた「政策循環設計」を作るべき時です。
日本の電子政府・電子自治体の将来のソフトを考えていきたいものです。

徳尾裕久(とくお ひろひさ)。