「陽 と 陰」

宇宙も、世の中も、政治も、陽と陰とで組み立てられます。
陽は表で激しく動くほど光りを放ちます。
陰は裏で静かに不動で深く考えるほど重みを増します。
陽と陰をつなぐ糸は緊張します。
おなじおおきな目的をもちながら陽と陰は違う動きがいいのです。

世の中は波で出来ています。しかし衆は急激な変化をきらいます。
だから、静かに静かに静かに変化をかけます。
小さな波を何回も何回もしかけます。さらに中ぐらいの波をしかけます。
そして大きな波は人々に感じさせないようにして、
気がついたらその大きな波の中にいて、次の小さな波を
感じさせるようにして、しかけていくのです。

陽と陰とは・・・
男と女。親と子。先生と生徒。頭領と師。太陽と月。陽子と電子。
勢いと静けさ。シテとワキテ・重力と反重力。攻撃と防御。腹と頭・・・
場と時の変化で反転し、回転し、波を大きくうねらせます。
陽と陰をむすぶ強い緊張の糸のまわりを
人々の意識はくるりとまわります。そして政権は回転します。

陰は直感で大局を見抜き、陽に伝えます。
陽は直感で大局を見抜き。衆に伝えます。

陰と陽は、ともに直感で大局をつかみ中局から小局に思索します。
因果関係を分析し時間軸を未来から現在と過去へさかのぼります。
小局から中局へ。さらに中局から大局へ論理を組み立てます。
因果関係を再設計し、過去から現在と未来へ組み立てます。
機能・形状・コストの観点から、動詞・形容詞・名詞で組み立てます。
わかりやすい言葉で「一言集約」し、シンプルに組み立てます。
常に衆より、早く深く広く高く長く緻密に計画し重厚に想をねります。
21世紀の未来は、衆より早く「未来の波」を創るものが勝ちます。

衆は陰と陽とのシナリオのとうりに必ず動き出します。
世界の歴史の変革には、おおきな陰と陽が表れます。
どんな時代にも必ず表れます。歴史の底に陰と陽があるからです。
陰が大きく、陽は小さい。太陽と地球のおおきさです。
思索するとは宇宙の底の陰と陽の力と動きと環の波を見抜くことです。

徳尾裕久(とくお ひろひさ)。